職場のモラル・ハラスメントをなくす会

職場のモラル・ハラスメントをなくす会設立の趣旨

本会は、職場でモラル・ハラスメントの被害を受けた者たちの「同じような被害に遭遇して苦しんでいる人の力に少しでもなりたい」という思いから設立されました。
設立のきっかけとなったのは、2006年2月に、フランス人精神科医で「モラル・ハラスメント」研究の第一人者であるマリー=フランス・イルゴイエンヌさんを大阪に招聘したことです。講演会開催の準備に集まった者たちが「マリーさん関西実行委員会」を発足させ、講演会後も解散せず、モラル・ハラスメントの理解を深めるための勉強会や国際会議への参加、海外の事例を参考に防止対策を検討するなどの活動を続けておりました。そして、今年の5月に「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」として新たなスタートを切りました。
私どもは、今後他の関連機関との連携を大切にしながら、職場のモラル・ハラスメントについての情報発信や被害者支援、被害の実態把握に努めていく所存です。
世界的には、特にヨーロッパ諸国では職場のモラル・ハラスメントを防止するための法律が整備され対策がとられ始めておりますが、日本ではこの問題に対する認識はまだまだ低く、被害者の多くは泣き寝入りを余儀なくされているのが現状です。このような現状を打開していくためにも、本会は、職場のモラル・ハラスメント防止に向けて積極的に活動し、安全で快適な職場環境作りに貢献していきたいと思いますので、皆様のご支援をどうぞ宜しくお願い致します。

2007年5月